法律の素顔をゆるりと愉しむブログです

遂に電子書籍化

 読者の方から書籍化をご要望されたことを契機に、ここ数か月間、電子書籍化を試みていまいたところ、この度、電子書籍として発信する運びとなりました。
 これもみなさまのお力添えの賜物です。誠にありがとうございます。

 また、イラストレーター「かなぷ」さんのご快諾をいただきまして、お茶目な三毛猫の講師が随所に登場いたします。


 試行錯誤しながら電子書籍を製作しましたが、Amazon.co.jpに初めて掲載された表紙を見て、これで法律書かと驚きを新たにしました。しかも、あちらこちらにネコの講師が出現するのですから、むしろ、法律書の看板のほうが怪しく感じらるほどです。
 しかし、その内容は、ブログの題材をブラッシュアップした優れものですので、ご安心ください。

 以下、本書のご紹介です。
 気に入られましたら、ご購読をお願い申し上げます。kindle unlimited ですと、無料でお読みいただけます。

本書の目的
 本書は、「どなたでも愉しく法律がスラスラ読めるように」との大望を以て生まれました。
 いかなる業界でビジネスをされようとも、それに関連する法律は必ずあるものです。ところが、多くの働く人(worker)にとって、堅苦しい法律を読むのは難行苦行でしかありません。そうした荒々しいけもの道を、遊歩道や散策路に様変わりさせるのが、本書の目的です。

 実は、大手書店の法律系コーナーに赴くと、特定の法律や分野についての解説書や判例集を、数多く見つけることができます。
 しかし、法律に馴染みのない方にとって、
「そもそも、どのようにして、法律を読むのだろう。」
「条文の読み方のコツというか、ノウハウはないのか。」
「法律が改められたと聞いたが、何のどこを確認すればいいのか。」
という要望に応えてくれる書籍は、ほとんど見かけません。

 ところで、翻って考えてみると、これは妙な話です。
 民主政において成立した法律は、国民のためにつくられ、私たちが知るべきはずのものであるにもかかわらず、法律の仕組みや条文の読み方を、義務教育や高等学校で教わることはありません。
 だいたい目にするものは、パンフレットかポンチ絵です。

 法学部に入学したとしても、憲法、民事法、刑事法、商事法、訴訟法…と進み、その主要な法律について、多くの判例や学説を学びます。
 ところが、いつになっても、直(じか)に法律を読むための授業(syllabus)を受けることはありません。
 学術的な法学とは別に、いつも通りに働き、日常の生活を送る国民にとって、法律の仕組みや条文の読み方を習い知る機会は、めったにないように思えます。

本書のエッセンス
 まだ若かりし頃、「法律の条項を愉(たの)しみながら習えたら」と、まじめに思っていました。
 そこで本書では、法律の仕組みや条文の読み方を、元気に愉しく、そして惜しげもなく、お伝えしようと思い立ちました。
 まさに、「法律の中身に深入りせず、法律の条文を愉しむ。」という、新手(あらて)の魅惑的な企画です。本書のサブタイトルも、「副読本 「法律の素顔を愉しむ」シリーズ」 【入門編】としました。
 とっつきにくい法律(law)の条文(article)を扱いますが、身近な職場をめぐる法律を取り上げていますので、どなたにも馴染みやすくなっています。

 殊(こと)に、
・ 法学部に限らず、これから法律系の科目を学ぼうとされる学生諸氏
・ 公務員試験をめざしている方
・ 試験科目の中に法律系の科目が1つ以上ある資格試験をめざしている方
・ 初めて法律と向き合う新社会人、
・ 企業で労務管理担当者になられる方
などには、うってつけの「入門の書」です。

 小声でクスクス笑いながら読み通していただき、法律の素顔(条文)の面白さを味わってもらえましたら、望外の幸せです。

具体的な内容
 それでは次に、具体的な内容を紹介いたします。

第1講 「題名」を改めた? 
第2講 巷にあふれる「略称」
第3講 「法律番号」は草分け?
第4講 見慣れない「漢数字」?
第5講 「成立・公布・施行」の時系列?
第6講 「衆法・参法・閣法」は生い立ち?
巻末 Step-up Quiz 5選

 「あなた(日本人)の未来を適(かな)える。」をコンセプト(concept)として、「どなたでも愉しく法律がスラスラ読めるように」との大望を胸に、本書を上梓いたしました。